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店長 根本 仁司

ダスキンサービスマスターで修行後、大手清掃業者(株)美創の専属下請け業者として、
三井ホーム、積水ハウスなど、大手ハウスメーカーのクリーニング、中古物件のクリーニング
傷補修工事等を3000棟以上施工。
平成12年3月に根本クリーンサービスとして、全ての下請け業務を辞め、独立しました。


独立とはいっても、現在に至るまでの道程はけして平坦だったわけではありません、ダスキンで修行後の下請け時代は、それまでの、ハウスクリーニングとか、マスターマンの社内資格などは一切通用しない世界で、カタカナのハウスクリーニングという職業から、一転して掃除屋さん、「職人」と呼ばれる職業になりました、前者も後者も同じ職業のように考えられると思いますが、その仕事の質や量は、あまりの違いに慣れるまでにはかなりの時間と労力が必要でした。
具体的にどう違ったかと言いますと、ダスキン時代に3人か4人で作業していた仕事量が、1人で作業するのが普通で、例えば、新築の現場のクリーニングなどは、50坪位の面積の建物だったら、最低でも4人は掛かっていたところが、職人的には1人で1日で終わるのが普通だったりしました。(しかも、通常のクリーニング以外に3式と言って、和室の白木の柱の洗いとワックスがけ、それ以外にキッチンのコーキング工事までセットだったりする)

質の部分も慣れとは恐ろしいもので、かなり有名なハウスメーカーの仕事がメインだったにも係らず、厳しいチェックも普通に通ったりしてしまうのであります。

慣れたとは言っても当然体的にはほとんどの職人がかなりの無理を強いられるわけで、23歳の時に初めて、ぎっくり腰と言うやつになってからは、慢性の腰痛に悩まされることになりました。(椎間板ヘルニアらしい)
余談になりますが、ダスキンに行く前はトラックの運転手や陸上自衛隊も経験しましたが、この下請けの職人時代が一番体力的にはきつかったです。

でも、この時の体験や知り合った職人さんたち、取引先の方々が独立後仕事をする上で何にも替えられない財産になりました。
おかげさまで、技術的には、自分でかなり試行錯誤しなければならない状況下に置かれていたので独立しても絶対にお客様を満足させることが出来るという自信につながりました。
何故、毎日ありがたいことに、家に帰ればFAXで次の日の仕事が流れて来て、高収入とは言えないまでも、収入的にも安定していて職人をこのまま続けて行けば将来安泰なのに、独立を考えたか?
それは一言で言うのは難しいのですが、お客様に満足して頂く仕事をするには、結論的には独立するしかないと思ったからです、キレイ事的に言っているわけではなくて、サービス業としては、お客様の満足イコール自分の満足なのです。

下請けではお客様に満足して頂くことが不可能なわけではないのですが、前記したように時間のない中で、少ない予算で結果を求められるわけで、普通の多くの職人は、たとえば、洗剤などは汚れ落ちは良いが環境には最悪なのものを使用せさせるを得ないような場面も少なからずあったりします。

使用するワックスなども終わったときは当然きれいに見えますが劣化の早い安価な物を使っていたりします、素人目に見て当然判るはずもないのでそのときは喜んでいても、その後のことを考えると必ずしもベストな状態とは言えません。
独立して自分の納得いく、環境にやさしい安全な洗剤、結果を求めるのに必要な資機材、人材、を惜しみなく有効に機能させ、お客様に喜んで頂ける仕事をするのが、私の理想であり使命だと考えております。
特に、環境にやさしい安全な洗剤は、地球環境はもとより、お客様ご在宅のハウスクリーニングには、小さなお子様のいるご家庭も多いので、重要です。

独立直後は、もちろん簡単に考えていた訳ではありませんでしたが、当然しごとを自分の力で受注しなければなりませんでしたので、それまで、触ったこともないパソコンでホームページを立ち上げたり、チラシを作ったり飛込みで営業したりと、今までやったことが無い、営業に関する仕事も自分でやることになりました。
なけなしの貯金でコピー機を買い、チラシを印刷し、夜中に犬に吼えられたりしながら、一軒一軒配りました、ある日、仕事用の電話が鳴ったので、喜び勇んで出ると電話の相手が「うちのポストにチラシを入れたのはおまえかーっ!!!」 ・・・この人ほんとに怒ってる.、どうしよう・・・・・・・これと同じようなエピソードは、どこかのHPでも見ましたが、かなり精神的にダメージを受けます。
(笑い事ではないのです、生活が掛かってるんですから)

家のローンに妻子を養うだけの生活費は何とかしなければと言う思いで必死で取り組んで見ましたが、収入的には想像以上に大変で、常に来月の生活費はどうするか?やっぱり独立しようなんて考えは甘かったか?やっぱりどこかで勤めようかと考えたこともありました、一時は本当に米を買うお金が無い、というところまでいきました。

試行錯誤、創意工夫の甲斐あってか、ハウスクリーニングの業者としてTBSテレビにも出演し、今では少しづつ業績も伸びてきました。

ここまで、続けて来れたのも、この不景気にもかかわらず、たくさんの、同業者がある中で、根本クリーンサービスを、選んで頂いた、お客様が居るからだと、心から感謝しております。
今後も、根本クリーンサービスに頼んで良かったと、言って頂けるサービスを常に提供できる私たちでありたいと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします。



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